かつては日本国内にカーボンの製造工場は沢山あったようですが、現在は台湾から中国にシフトしています。いわゆるママチャリは中国の人件費がアップしてきたために、インドネシアなどに徐々にシフトしてきているようです。しかし、中国国内でのニーズもあり、繊維産業はどんどん東南アジアにシフトしている中で何とか頑張っているようです。そうした中、ヨネックスが国内では気を吐いていますが、さすがmade in JAPANの価格となっています。
当店が今回、パートナーとして取り組んだ工場は、日本に直接輸入したことが無い、ヨーロッパ、アメリカのメーカーにフレーム提供をしている工場です。ツールドフランスに出場しているあるチームの機材をフルサポートもしています。あまり強くないので宣伝にならないですが、中国のナショナルチームに機材を提供しているのもこの工場です。
中国では非常に有名で、規模も大きなメーカーではありますが、国際的には全く無名で、私も今回のお付き合いが始まるまでは全く知りませんでしたが、近い将来、名前を聞くようになってくると思います。社長と習近平国家主席が堂々と一緒に並んで撮られた写真が工場にありました。ツールに出場している選手全員が工場スタッフと一緒に撮影された写真もございました。
カーボンの生産には長けており、超有名ブランドのカーボンフレームはかなり生産されています。その工場で設計されたフレームを当店も使わせてもらいました。
コストの関係で東レのT-700素材を使っています。フレームの強度を考えて行くと、軽量には簡単にできますが、剛性が失われるために、そのバランスを十二分に吟味したフレームに仕上がっています。