カーボンフレームは高いです。その代り、軽量で剛性のあるフレームを作ることができるのです。
ではなぜ高くなるのか?
実際に製造工程を見てみましょう。
設計はエンデュランス向きに今回はされています。欧米の有名メーカーからのノウハウを蓄積しているので、剛性は上げつつ、長距離の移動も楽にこなしてくれる優秀なフレームです。
このフレームを作り上げるために、まずは東レのT-700カーボンシートを指示通り切り出します。
![最初に東レのT700を貼りつけるために設計通りの大きさに切り分けます](https://bisya.jp/5n5q2rsdyihfi8bd7j3sqyptwn5f2aft/wp-content/uploads/2019/03/process18.jpg)
つぎに、これを樹脂に貼りつけて行きます。
フレームの前部分の三角を作っていきます。
重量を測り、場所別の積層の枚数も決まっています。これにより、剛性が必要な部分は厚く、不要な部分は薄く貼り、軽量で高剛性なフレームができます。ここはヘッドチューブです。
![熱をかけて曲面を仕上げます](https://bisya.jp/5n5q2rsdyihfi8bd7j3sqyptwn5f2aft/wp-content/uploads/2019/03/process21.jpg)
金型に入れて このチューブから空気を送りながら焼いてフレームを固めます。
![](https://bisya.jp/5n5q2rsdyihfi8bd7j3sqyptwn5f2aft/wp-content/uploads/2019/08/OSM24198-1200x800.jpg)
フロントフォークも同様に重量を測って金型に入れて焼きます。
![](https://bisya.jp/5n5q2rsdyihfi8bd7j3sqyptwn5f2aft/wp-content/uploads/2019/08/OSM24192-1200x800.jpg)
次回は金型に入れて焼いて行く過程を説明します。